マツダは2018年3月に8人乗りだったビアンテの販売を終了しました。
また同時期に7人乗りのプレマシーも廃止され、マツダはミニバンから完全に撤退しました。
この結果、7人乗車できる乗用車はマツダではクロスオーバーSUVのCX-8だけになってしまいました。
ただ、このCX-8、3列目、2列目は狭いという情報があるのです。
ここでは、まずCX-8の3列目、2列目は狭いという噂の真偽を確認します。
そして広さが不十分という話もありますので、そのあたりもチェックしておきましょう。
CX-8の3列目・2列目は狭い?
ここでは、まず、CX-8の車内サイズを確認します。
そのうえで、既に販売が終了したマツダミニバン、ライバル車と比較します。
- CX-8の車内サイズ
- 既に販売が終了したマツダミニバンとの比較
- ライバル車のと比較
1.CX-8の車内サイズ
引用元:引用:http://www.mazda.co.jp/
これが、CX-8の車体、車内サイズです。
全長、全幅はあのアルファードに迫るほどの大きさですが、フロント部分が長いこともあって、それに見合って室内が広いわけではないことはわかると思います。
2.既に販売が終了したマツダミニバンとの比較
まず、既に販売が終了したマツダミニバンと比較してみます。
ミニバンは室内の広さを最優先して設計しますから、クロスオーバーSUVのCX-8には不利に働くかもしれません。
項目 | 室内長 | 室内幅 | 室内高 |
---|---|---|---|
CX-8 | 2690mm | 1540mm | 1250mm |
ビアンテ | 2990mm | 1545mm | 1350mm |
プレマシー | 2565mm | 1490mm | 1240mm |
MPV | 2635mm | 1565mm | 1210mm |
こうしてみると、1BOXに近いセミキャブオーバーのビアンテの室内の広さには全くかないません。
ビアンテはこれでも5ナンバーなのです。
しかし、同じ2BOXスタイルでも5ナンバーのプレマシーよりは明らかに広いですし、MPVともいいとこ勝負です。
これはあくまでも車内全体の広さなのですが、下のサイズ図にあるように、CX-8は座面が広いので足元が狭く感じるかもしれません。
また、3列目シートのヘッドクリアランスの狭さも気になります。
引用元:https://dressup-navi.net/parts/34113/
3.ライバル車のと比較
とりあえずCX-8のライバル車として、ランドクルーザープラド、エクストレイル、CR-Vと比較してみましょう。
項目 | 室内長 | 室内幅 | 室内高 |
---|---|---|---|
CX-8 | 2690mm | 1540mm | 1250mm |
ランドクルーザープラド | 2520mm | 1565mm | 1240mm |
エクストレイル | 2555mm | 1535mm | 1270mm |
CR-V | 2520mm | 1520mm | 1230mm |
ランドクルーザープラドの場合は本格SUVなので室内の広さのことはあまり気にしていないようです。
全長も短めですし、それ以上に室内長も短く、CX-8と比べると狭そうです。
エクストレイルとCR-Vはいずれも3ナンバーとはいえ全長が200~300mmも短い中では健闘していますが、やはりCX-8と比べると狭そうです。
こうしてみると、7人乗りSUVというカテゴリーではCX-8は狭くはないと言えそうです。
CX-8の3列目・2列目は広さが不十分?
CX-8は2BOXスタイルで、しかも一応SUVなので、セミキャブオーバータイプのミニバンに比べると圧倒的に不利です。
全長が同じ程度のアルファードには比べるべくもありませんし、2リッターの5ナンバーミニバンにも及びません。
その理由は概ね以下のとおりです。
- 長いボンネット
- 車体後方を絞ったスタイリング
- 座面の低さと座席の広さ
1.長いボンネット
CX-8の室内が全長の割に広くない原因の一つは長いボンネットです。
前のセクションのマツダ他車とサイズ比較図を見ればわかるように明らかにボンネットの長さが大きい結果、当然室内長は狭くなるのです。
これはSUVなので、クラッシャブルスペースが十分必要ですし、車高が高くなると走行安定性に影響が出てはいけない、そしてデザイン上の要請もあるのです。
2.車体後方を絞ったスタイリング
CX-8は車体後方を絞ったスタイリングで、バックドアもこのタイプの車にしては垂直に立っていません。
室内の広さを感じるとき、3列目座席のヘッドクリアランスは非常に重要なのですが、このスタイリングのおかげで、室内高はともかく3列目は頭の余裕がないのです。
しかも3列目のシートは高い位置になってしまうのです。
3.座面の低さと座席の広さ
これは純然たるミニバンであるビアンテと比べていただきたいのですが、ビアンテと比べるとCX-8の座面は明らかに低いのです。
これは、SUVが悪路走破性を考えているので車高を高くできないから仕方が無いのですが、車内の広さの「実感」上は大きな違いがあるのです。
座面が高いと足を投げ出さずに垂直に近い状態で保持するために足元が広く感じるのです。
また、CX-8は座席の広さ、要するに長さですが、このせいで、見た感じの足元の広さが狭く感じているのではないかとも思われるのです。
まとめ
CX-8の広さはミニバンと比べれば明らかに広くないのですが、SUVのライバル車に比べれば広いと言っていいと思います。
また、本格SUVではなくクロスオーバーSUVなので、比較的2列目、3列目の広さにも配慮しているようです。
ただ、惜しむらくは、そのスタイリングのせいもあって、3列目シートはヘッドクリアランスが少し足りないようです。
世の中の評価では、SUVにしては2列目は十分広いし、3列目の足元の広さも十分なようですから、狭いんじゃないかとあまり気にする必要はないかもしれません。
ただ、実際に買われるのなら、そして3列目シートも使われるようなら、実際に座ってみて広さを確かめることを強くおすすめします。
CX-8を限界値引から更に55万円安くなる方法!
CX-8も発売から4年が経過しました。
値引き額も発売当初からは緩くなったものの最近の車の価格は安全装備の充実もあって高価格化が進んでいますので、出来るだけ安く購入したいですね。
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それも簡単な方法なのですが、知らない方が多いのです。。
そんな方法を別記事で詳細にまとめていますので一度ご覧になってみて下さい。
ご覧いただいた通り、決して難しい内容ではありません。知っているか、知らないかだけの差です。
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