マツダが「ミニバンはもう作らない」と宣言。しかし3列シートの需要はあるわけで、その答えとして発売されたのが3列SUV「CX-8」です。売れ行き絶好調のCX-8ですが、肝心の乗り心地はどうなんでしょうか。
かっこいいと思って購入後、2列目、3列目に座った家族から「…気持ち悪い。前のミニバンの方が良かった…」なんて言われてしまったら…?!
今回はCX-8の乗り心地が悪いのか?また4WDとFFで乗り心地が違うのか、また乗り心地が悪い際の改善策にについて書いていきたいと思います!
CX-8の乗り心地は悪い?4WDとFFで違う?
まず最初に、「CX-8の乗り心地が悪いのか」についてから見ていきましょう。
1.CX-8の乗り心地は悪い?
結論から言うと、『乗り心地は悪くない』です。というか非常に乗り心地が良いと評判です。
口コミ評価や市場インプレッションを見た限り、乗り心地が悪いと言っている声は見受けられませんでした。
2017年12月の発売直後はあまり評価が高くありませんでしたが、マイナーチェンジ後、乗り心地も大幅に改善されているようです。
9割の人は乗り心地が「良い」と評価していますが、その一方で1割の人は「悪い」と評価しています。
2.CX-8の乗り心地は4WDとFFで違う?
4WDとFFで乗り心地は違うのでしょうか。
FFの乗り心地…4WDに比べると乗り心地が劣るが、加速・コーナリング時は軽い感じ
多くのジャーナリストや評論家、試乗した人たちの声を聞くと、総じてCX-8は乗り心地を含め4WDの方が高く評価されています。
CX-8の2WDはFF(前輪駆動)になっていますが、マツダのSUVは4WDとFFを比べると、4WDの方が前後の重量バランスが良く、操縦安定性や乗り心地が良い傾向にあります。
また、単純に4WDの方が車両重量が70kgほど重くなるので、直進安定性が高くなります。
一方で加速及びコーナリング時の軽快感はFF車の方が優れているという声がありました。
しかし日本で新車販売されている車のおよそ80%が2WDです。日本の優れた道路事情では、燃費にも優れた2WDを選ぶ人が多いのです。一方で雪道を走る・雪山に毎年行くような人は4WDを選んでいるようです。
4WDは車両重量が重い分、若干ですが燃費にも影響しますので、自分がどのような道を走るのかをよく考えてから4WDかFFか、どちらが自分に取って良い選択かを判断しましょう。
CX-8の乗り心地に関する口コミ・評価
実際のCX-8ユーザーの乗り心地に関する口コミをまとめてみました。
良いという口コミ | 悪いという口コミ |
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大半が乗り心地には非常に満足という声が多く見受けられました。少し硬めの乗り心地という意見が多かったですが、あまりやわらかいと酔ってしまうのでちょうどいい、などの声も多かったです。結局の所、少し硬めの乗り心地であるものの不快なものでは無いということですね。
また、ディーゼル車ならではの音も気にならず、静粛性が素晴らしいので家族みんながよく寝ているとの声もありました。それだけリラックスできる快適な乗り心地だということですね。
同じ項目でも「酔う・酔わない」と言っている人がいるので、こればかりは個人の感覚によるところが大きいでしょう。しかしほぼ大半の人が乗り心地は良いとのことでした。
筆者は普段あまり雪が降らない地域に住んでおり、また燃費がFFの方が良く、車輌価格もFFの方が安いいことを考えると「FFの方がいいかも」と思います。しかし、いざというとき(雪道や悪路を走行する際)SUVのくせにモタモタしていたらちょっとかっこ悪いような気もしますので悩ましいところですね。
試乗インプレッションによる乗り心地
試乗インプレッションによる乗り心地をまとめてみました。
- 国内の自動車では乗り心地は極上
- 路面のデコボコした振動を伝えない
- 雪道でもBMWやアウディにも見劣りしない
- 乗り心地、安定感、曲がりやすさ…全てにおいて大満足
- ゆったりとした乗り心地と、正確無比の操縦性
自動車評論家が、「国内の自動車では乗り心地は極上、ドイツ車と比べると普通」という評価をしているほど、乗り心地の評価は非常に高いです。他の方の試乗インプレッションを見ても非常に乗り心地を褒めている印象でした。
車体が大きいにもかかわらず、「長いホイールベースを感じさせないシャープなハンドリングが良い」「アスファルトの上でも雪道の上でも素晴らしい」などの声が見受けられました。
「国内の自動車では乗り心地は極上」という高い評価を得ているところからも、自信を持って乗り心地が良いクルマと言えそうです。SUVらしく、雪道でも活躍してくれそうですね。
大多数の人が乗り心地が良いとのことでしたが、悪いと言っている人も中にはいます。一般的な方法でうが、乗り心地を良くする具体策があるので見ていきましょう。
乗り心地を改善する具体策
乗り心地に非常に満足している、との声が多い中で、1割の人は乗り心地が悪いと言っています。では乗り心地を改善するためには何ができるのか、下記にまとめてみました。
- タイヤの空気圧を正しくする
- タイヤのホイールのサイズを小さくする
- クッションを使う
- シートポジションを正しくする
それぞれの項目を少し詳しく見ていきましょう。
1.タイヤの空気圧を正しくする
車にはそれぞれの規定の空気圧が設定されています。乗り心地を良くするためには「既定の空気圧~既定の空気圧から10%ほど低くする」のが良いと言われています。
空気圧が高いと少しの段差でも良く跳ねるようになり、乗り心地が悪くなります。例えると空気をパンパンに入れたボールのようになります。
逆に空気圧が低すぎると少しの段差でも衝撃や振動が伝わりやすくなります。空気の抜けた自転車に乗ると乗り心地も悪く、燃費も悪いような気がしますね。
走行時の音も大きくなり、これも乗り心地を悪くさせます。
運転席のドアを開けたところに既定の空気圧が表示されているので、定期的に空気圧のチェックをしましょう。
出典:https://www.goodyear.co.jp/knowledge/air.html
2.タイヤのホイールのサイズを小さくする
タイヤのホイールをインチダウンすれば、乗り心地が良くなります。理由は、扁平率が高くなり、路面の衝撃を吸収する空気がタイヤにたくさん入るためクッション性が増すからです。
しかし、現在では扁平率の低いタイヤがかっこいいと思う人が多いため、インチダウンしたいと思う人は少ないかもしれません。
3.クッションを使う
車のもともとのシートでは自分の体にぴったりと合わせるのは難しく、どうしても隙間ができてしまいます。また、運転するときは長時間同じ体勢でいることが多いので、身体に痛みが生じてしまします。
クッションにはお尻に敷くタイプ、腰から背中にかけてサポートしてくれるタイプ、首周りをサポートしてくれるタイプなどがあります。
痛みが出やすい部位に応じてクッションを選ぶのがおすすめです。
4.シートポジションを正しくする
出典:https://gazoo.com/ilovecars/driving/160729.html
普段ハンドルが腕を伸ばしきった位置に合ったり、逆に近すぎたりしていませんか?正しいシートポジションを取っていないとすぐに疲れが来ますし、必然的に乗り心地が悪くなります。
まずはシートに深く正しく座り、無理なくペダル操作できる前後に合わせましょう。
そのほかシートの上下やヘッドレストも正しい位置にすることで乗り心地は格段にアップします。
最初は普段よりも窮屈に感じるかもしれませんが、最適なシートポジションを取ることによって結果的に楽に、心地よく乗ることができます。
そのほかに走行距離が長くなってくると「スプリング」「ダンパー」「ブッシュ」などの部品が劣化し、乗り心地が悪くなります。それぞれ適正な時期に交換をして、故障も未然に防ぎましょう。
まとめ
CX-8の乗り心地は非常に高い評価を受けていることが分かりました。
19インチという大きなアルミホイールでもシャープなハンドリング、プラットフォームが頑丈でしっかりしており、最高級ミニバンに負けずとも劣らない乗り心地のようです。
しかし、運転する楽しさ、スポーティーな外観、走行安定性…それらを同じサイズのミニバンと比べるとたくさんの魅力にあふれたクルマではないでしょうか。
とは言え、乗り心地が良くないと言っている人が存在するのも事実。
個人の感覚によるところが大きいので、購入を検討の際には4DWとFF、ガソリンとディーゼル、それぞれを実際に試乗して比べることをおすすめします。
また、家族を乗せる機会が多い方はその家族もぜひ一緒に乗ってもらってください。購入後、文句を言われても遅いですからね(苦笑)
CX-8を限界値引から更に55万円安くなる方法!
CX-8も発売から4年が経過しました。
値引き額も発売当初からは緩くなったものの最近の車の価格は安全装備の充実もあって高価格化が進んでいますので、出来るだけ安く購入したいですね。
一般的に、フルモデルチェンジ直後やマイナーチェンジ直後の値引きは抑えられますが、そのような時にも限界と言われる値引きから更に安くCX-8を購入する方法があります。
それも簡単な方法なのですが、知らない方が多いのです。。
そんな方法を別記事で詳細にまとめていますので一度ご覧になってみて下さい。
ご覧いただいた通り、決して難しい内容ではありません。知っているか、知らないかだけの差です。
たったこれだけで、結果的に支払金額を抑えることができるのです。
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