マツダ CX-8は高級ミニバンに迫るサイズ、性能を有していると言われていますが、気になるのは具体的なデータです。

 

ここでは、そんな新型CX-8のサイズ感は、スペックなどを、カタログデータ等からチェックしていきましょう。

 

CX-8のサイズ感

 

全長×全幅×全高 室内長×室内幅×室内高
CX-8 4900×1840×1730mm 2690× 1540× 1250mm
CX-5 4545×1840×1690mm 1890× 1540× 1265mm
ランドクルーザープラド 4825×1885×1850mm 2520× 1565× 1240mm
エクストレイル 4690×1820×1730mm 2005× 1535× 1270mm
アウトランダー 4695×1810×1710mm 2580× 1495× 1265mm
パジェロ(ロングボディ) 4900×1875×1870mm 2535× 1525× 1235mm
エクシーガクロスオーバー7 4780×1800×1670mm 2720× 1510× 1275mm
アルファード 4945×1850×1950mm 3210× 1590× 1400mm
エルグランド 4975×1850×1815mm 3025× 1580× 1300mm

 

マツダ CX-8のサイズはCX-5のカテゴリーと比べれば、明らかにワンサイズ違います。

全幅等に違いは無いのですが、全長が35センチも違うのです。

 

CX-8の場合は、7人乗りSUVの中でもクロスオーバー系といっていいエクストレイルやアウトランダーと比べれば全長、室内長とも一回り大きく、本格SUVのランドクルーザープラド、パジェロと比較すべきサイズ感です。

 

このくらいのサイズになると、高級ミニバンであるアルファード・ヴェルファイア、エルグランドと比較できるような外寸ですが、室内の広さはミニバンとは設計が違うので、さすがにかないませんね。

 

 

CX-8のスペック

 

動力性能

 

マツダ CX-8のエンジンのスペックをライバル車と比べてみました。

 

エクストレイルは2リッター、エクシーガクロスオーバー7は2.5リッターなので比較にならないレベルですが、運転に重要なトルクを比較すると、3.5リッターガソリンエンジンを搭載して圧倒的なパワーを誇るアルファードやエルグランドを凌駕するトルクであることがわかります。

 

CX-8に比肩するのはランドクルーザープラドとパジェロですが、いずれもCX-8よりは排気量のずいぶん大きいエンジンですし、車重も300キロから400キロ違いますから、動力性能の点では比較にならないでしょう。

 

 

最高出力 最大トルク
CX-8 190ps(140kW)/4500rpm 45.9kgm(450Nm)/2000rpm
CX-5 175ps(129kW)/4500rpm 42.8kgm(420Nm)/2000rpm
ランドクルーザープラド

(2.8ディーゼルターボ)

177ps(130kW)/3400rpm 45.9kgm(450Nm)/1600~2400rpm
エクストレイル 147ps(108kW)/6000rpm 21.1kgm(207Nm)/4400rpm
アウトランダー 150ps(110kW)/6000rpm 19.4kgm(190Nm)/4200rpm
アウトランダー(PHEV) 82ps(60kW)×2 14.0+19.9kgm(137+195Nm)
パジェロ(ロングボディ)

(3.2ディーゼルターボ)

190ps(140kW)/3500rpm

178ps(131kW)/5250rpm

45.0kgm(441Nm)/2000rpm

26.6kgm(261Nm)/4000rpm

エクシーガクロスオーバー7 173ps(127kW)/5600rpm 24.0kgm(235Nm)/4100rpm
アルファード 301ps(221kW)/6600rpm 36.8kgm(361Nm)/4600~4700rpm
エルグランド 280ps(206kW)/6400rpm 35.1kgm(344Nm)/4400rpm

 

ホイールベース・最小回転半径

 

マツダ CX-8の足回りです。ホイールベースは2930mmと長いので、走行安定性は大いに期待できますが、最小回転半径が5.8mというのはかなり取り回しが悪いかもしれません。本格SUVや高級ミニバン並みですからね。

 

サスペンションは後輪に高級なマルチリンクを採用していますが、このクラスではもはや普通のサスペンションになっています。

 

本格SUVはスペース効率より性能重視なので、前輪には安価ですがストロークの取れないストラットではなく、ダブルウイッシュボーンを採用しています。

 

 

ホイールベース 最小回転半径 サスペンション
CX-8 2930mm 5.8m ストラット+マルチリンク
CX-5 2700mm 5.5m ストラット+マルチリンク
ランドクルーザープラド 2790mm 5.8m ダブルウイッシュボーン+独立懸架コイルスプリング
エクストレイル 2705mm 5.6m ストラット+マルチリンク
アウトランダー 2780mm 5.7m ストラット+マルチリンク
パジェロ(ロングボディ) 2780mm 5.7m ダブルウィッシュボーン+
マルチリンク式ダブルウィッシュボーン
エクシーガクロスオーバー7 2705mm 5.6m ストラット+マルチリンク
アルファード 3000mm 5.8m ストラット+マルチリンク
エルグランド 3000mm 5.7m ストラット+マルチリンク

 

ホイール・タイヤサイズ

 

マツダ CX-8のホイール・タイヤサイズは廉価グレードで225/65R17、上級グレードで225/55R19です。このサイズはCX-5と変わりません。

 

SUVに55扁平のタイヤはいかがかという気もしますが、あの本格SUVのランドクルーザープラドでも上級グレードは265/55R19を履いていますから、問題ないのでしょう。

 

ランドクルーザーに至っては285/50R20を履いていますからね。

 

まとめ

 

マツダ CX-8のサイズ感、スペックをみてきましたが、サイズ的には高級ミニバン並みに大きくなっていますから、強力なトルクを発生するエンジンや長いホイールベースによる走行安定性を活かして、ワインディングロードやロングクルージングを楽しむのがいいようですね。

 

 

 

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