CX-8 維持費

マツダ CX-8はCX-5よりかなり大きくなって、気になるのが維持費です。

 

車はイニシャルコストよりもランニングコストの方がこたえますからね。

 

ここでは、そんなCX-8の維持費はCX-5に比べてどれほど増額するかをチェックしておきましょう。

CX-8とCX-5の維持費を比較する（税金）

 

まず、マツダ CX-8とCX-5の維持費のうち税金に関する部分を比較しておきましょう。

 

自動車取得税

 

ほんとうは維持費ではありませんが、紹介しておきます。2017年度内に登録した場合です。

 

自動車取得税はディーゼルエンジンの場合はCX-8、CX-5とも免除になります。

 

CX-5の場合はガソリンエンジンもありますが、ガソリンエンジン車は20％減税になります。

 

ディーゼルエンジン車（マツダのクリーンディーゼル）を購入すると、こんなところでもお得になるのですね。

 

自動車重量税

 

自動車重量税は、2018年4月30日までに登録した場合の税額です。

 

CX-8とCX-5のディーゼルエンジン車の場合は登録時の重量税に加え、初回の車検時の重量税が免税になります。

 

要するに最初の登録時の重量税３万円に加え、２回目の車検時の重量税２万円が不要になりますから、その車検費用が安くなるということになるのです。

 

CX-５のガソリン車の場合は25％の減税になりますが、これは登録時だけ。

 

初回車検時の減税はありませんから、維持費の軽減には寄与しません。

 

自動車税

 

CX-8とCX-5のディーゼルエンジン車の場合は、購入翌年度の自動車税が75％程度減免されます。これも一応維持費にカウントできますね。

 

一方でCX-5のガソリン車は全く減免がありません。

 

自動車税はグリーン化特例といって、エコカー減税とは違いますから、30年度になっても同様の減税措置が講じられます。

 

CX-8とCX-5の維持費を比較する（燃料代）

 

CX-8とCX-5の燃料代を試算してみましょう。

 

とりあえずＦＦで試算してみますが、ディーゼルエンジンの燃費はCX-8が17.6km/l、

CX-5が19.0km/l、CX-5のガソリン車では2リッターが16.0km/l、2.5リッターが14.8km/lです。

 

これを軽油112円、ガソリン137円、年間走行距離１万キロ想定で、年間燃料代を計算してみましょう。

 

実燃費はカタログ燃費の70％という、いささか厳しい数字を使ってみましょう。

 

	燃料単価	実燃費	年間燃料費
CX-8	112円	12.3km/l	91,057円
CX-5(ディーゼル）	112円	13.3km/l	84,211円
CX-5(2Lガソリン）	137円	11.2km/l	122,321円
CX5(2.5Lガソリン）	137円	10.4km/l	131,731円

 

CX-8とCX-5の維持費を比較する（各年で比較）

 

CX-8とCX-5の維持費を各年で比較してみました。取得時の費用は入っていません。

 

年間の維持費の違いはガソリン車との比較で大きく出ています。

走行距離が２倍ならかなりの金額になってきますね。

 

２年目の違いは自動車税、33,500円の減免が効いてきています。

４年目の数字は車検時の自動車重量税の差です。

 

こうしてみると、ディーゼル車同士では大きな差はありませんが、ガソリン車を抱えているという点で、CX-5とは結構な差が出ています。

 

CX-8ベース

	１年目	２年目	３年目	４年目	５年目以降
CX-8	-	-	-	-	-
CX-5(ディーゼル）	△6,846円	△6,846円	△6,846円	△6,846円	△6,846円
CX-5(2Lガソリン）	＋31,264円	＋64,764円	＋31,264円	＋51,264円	＋31,264円
CX5(2.5Lガソリン）	＋40,674円	＋74,174円	＋40,674円	＋60,674円	＋40,674円

 

まとめ

 

CX-8とCX-5は車重が1.5トン超2.0トン以下のカテゴリーにいるので、CX-8になって大きくなったからといって維持費はそれほど増えるわけではありません。

 

むしろガソリン車と比べれば維持費はかなりエコノミーです。

 

初期費用は確かに高いですが、維持費についてはそう心配する必要はなさそうです。