マツダの国内クロスオーバーSUVの中で最上位モデルであるCX-8。

 

「SKYACTIV TECHNOLOGY」とデザインテーマ「魂動(こどう)」を前面に採用し、かつ高い安全性能を備えた1台です。匠塗(たくみぬり)をはじめとした塗装のクオリティに惚れ、他メーカーから乗り換える人もいるでしょう。

 

今回はCX-8の人気のカラーと、その人気カラーの下取り価格(リセールバリュー)が高いのかどうなのかをお伝えします。

 

リセールバリューと色の関係

 

車を売却する時、例え同じ車種で同じ条件であっても売却価格(査定価格)は違ってきます。

 

 

その要因の一つに「色(カラー)」があるのです。

 

 

1.リセールバリューの高い色とは

 

車を下取りに出す時、色によってリセールバリューに差が出るとお伝えしました。

 

種や年式、走行距離がほとんど同じでも、色が違うことによって査定価格に数万~数十万円の差が出ることがあります

 

なぜなら、各中古車販売店では売れ筋車種が異なるからです。

 

中古車市場で売れる車を業者は買いたいと考えるため、他の中古車販売店で安く査定された車も高い査定がつくのです。逆に人気のない、あまり売れない車は業者も買いたがりません。どんな色の車がリセールバリューが高いのか見ていきましょう。

 

どんなメーカー、車種でも共通して比較的リセールバリューが高い車はオーソドックスな「ホワイト」や「ブラックです。

 

このような無難な色は性別問わず、幅広い年代からも支持される傾向にあります。

 

どんなシーンにもしっくりくる色が人気というのは、無難を好む日本人の国民性が表れています。とくにキラキラと見えるパールホワイトやメタリックなブラックは、さらに高くなることが多いです。

 

逆に原色の赤・青・黄色・緑といった色やパステルカラー、ピンクなど人によって好みがはっきり分かれる色は評価があまり良くなく、査定額が下がる傾向にあります。

 

スポーツカーなどの個性的な車種では奇抜な色の車に関しては査定額が高くなることもありますが、一般的な車では大概がオーソドックスな色の査定額が高くなる傾向にあります

 

そのほか、限定色や「フェラーリと言ったら赤!」など、その車のイメージカラーになっている色も下取り価格が高くなることがあります。ただ、この辺りは車種によるので、一概にその車のイメージカラー=リセールバリューが高い、とは言えないので注意しましょう。

 

 

2.リセールバリューと人気カラーは比例する

 

先にお伝えした通り、「人気の車=売れる」ので、リセールバリューが高くなります。

 

リセールした後の車はほとんどが中古車として再度販売されます。

 

中古車の価値は、その後の「買い手が付きやすいかどうか、需要があるのか」が基本となります。人気のある色だと売れやすく、反対に人気のない色だと売れにくいので、人気の色が査定額に直結します。また、車種によって人気の色が違うということもあります。

 

白と黒はどの車種でもリセールバリューが高くなりがちですが、そのほかの色は車種によって人気・不人気にばらつきがあります。色によっては、新車購入時には人気だったのに、中古車市場ではあまり人気がない色、というのも存在します。

 

「絶対にこの色がいい!」というこだわりがなければ、車購入時にリセールバリューという要素も一つ念頭に置いて選ぶのもいいかもしれません。

 

ここからは、CX-8のカラーバリエーションを確認した後、人気カラーをお伝えした上で、CX-8の人気カラーのリセールバリューが高いのか、低いのかを確認してみます。

 

 

CX-8のボディカラーバリエーション

 

今回は、マツダCX-8のどのボディカラーがリセールバリューが高いか見ていきたいと思います。

 

CX-8は全7色あります。どの色も、見る角度によって表情が変わり、奥行きのある色合いは思わず見とれてしまします。具体的には、次の7色です。

 

グレード 画像
スノーフレイクホワイトパールマイカ ※
マシーングレープレミアムメタリック ※2
ソウルレッドクリスタルメタリック ※3
ジェットブラックマイカ
ディープクリスタルブルーマイカ
チタニウムフラッシュマイカ
ソニックシルバーメタリック

※ +\32,400(税込)

※2 +\54,000(税込)の匠塗

※3 +\75,600(税込)の匠塗

 

上記のように画像で見ると、黒系の色が多いラインナップという印象を受けますね。

 

 

CX-8の人気ボディカラーベスト3

 

(1位)スノーフレイクホワイトパールマイカ

 

堂々の一位に輝いたのは、どんな人からも好まれる定番カラーのホワイトです。

 

しかし、ただのホワイトではありません。高級感を漂わせる雪のようなカラーですが、こちらは光が当たるとマイカ(雲母)が美しく輝き、うっすらとゴールドの表情も見せます。

 

ホワイトは膨張色であり、全長4.9mの迫力あるボディをさらに大きく見せます。また、パールマイカは小さな傷などが目立ちにくく、メンテナンスのしやすさも人気の要因のひとつです。

 

 

(2位)マシーングレープレミアムメタリック

 

2位は、匠塗りが施された「マシーングレープレミアムメタリック」!

 

「グレーが2位?」という意外な感想を持つ方も多いかもしれません。

 

このグレーは一目見れば、その理由がわかります。どっしりと力強い、奥深い色合いや、光と影のコントラストは思わず息を吞むほど。金属の塊から削り出したような質感、見る角度によってブラウンに見えたり、シルバーに見えたりと見る者を魅了します。

 

開発陣の妥協なき挑戦が作り上げた、まさに芸術品と言っても過言ではないカラーです。

 

 

(3位)ソウルレッドクリスタルメタリック

 

マツダといえば赤。CX-5も同じイメージカラーです。

 

一度見たら忘れられない、深みのある陰影がはっきりした赤色です。筆者はこの赤が存在するが故に、マツダの車が欲しいと思うようになりました。開発陣がショーに出すような、まさに芸術品と言えるカラーを量産品として世に出した、匠塗の技術の結晶です。

 

赤というと、一般的には敬遠されがちですが、派手過ぎず落ち着いた色調の赤なので、女性だけでなく男性からの支持も厚く、また幅広い年齢層から受け入れられています。

 

 

(他)ジェットブラックマイカ

 

惜しくも3位までには入らなかったですが、こちらのブラックも甲乙つけ難い深い魅力を持つブラックです。

 

こちらは漆黒の黒とは少し異なる印象を受けます。マイカ(雲母)が光を受けると様々な色に輝き、煌びやかな表情を見せてくれます。シャープな滑らかさが高級感を演出し、キラキラと輝くブラックは重くなりすぎず万人受けするカラーとなっています。

 

 

CX-8の人気カラー(色)のリセールバリューは高い?低い?

 

では次に、下取りに出した際に、上記の人気カラーの価格はどうなるのでしょうか?

 

結論から言うと、人気カラーのリセールバリューは高くなる傾向にあります。

 

一般的には白、黒が中古車市場では需要が高く、リセールバリューも高いですが、CX-8も同じと言えます。最初に赤や緑はリセールバリューでは評価が期待できないことをお伝えしていましたが、CX-8のレッドはその点は心配なさそうです。

 

マツダの匠塗が施されたソウルレッドクリスタルメタリックは、一般の赤と違いリセールバリューが安くなることはあまりないでしょう。

 

一般的にはスノーフレイクホワイトパールマイカ、ジェットブラックマイカ、ソウルレッドクリスタルメタリックマシーングレープレミアムメタリック…でリセールバリューが高い順となっています。

 

また、CX-8に限っては、『ソウルレッドクリスタルメタリック』がイメージカラーとなっていることもあり、マツダ車の人気カラーでもあるため、特にマツダディーラーで下取りする場合は、リセールバリューには問題がないと思われます。

 

 

色選びで後悔しないためのポイント

 

車の色選びは重要です。なぜなら、車の価格は安くはなく、CX-8については一番安いグレードでも約300万円と高額です。300万円もの投資をして欲しくもない色を選んでは嬉しさも半減どころか、テンションダダ下がりでしょう。

 

後悔しないためにも、次の点を考慮することが重要だと考えます。

 

  1. 自分の好きな色、こだわりの色があるならそれを選ぶ
  2. 特にこだわりがないのなら、リセールバリューも念頭に置いて選ぶ
  3. 色によっては追加塗装料金がかかるので、リセールバリューとのバランスを見て選ぶ

 

 

それぞれについて説明します。

 

1.自分の好きな色、こだわりの色があるならそれを選ぶ

 

こちらは言うまでもなく、好きな色があるならその色を選びましょう。後先のことを考えて好きでもない色を選び、毎日「なんだかなぁ」という日々を過ごすほど残念なことはありません。自分が毎日見て、乗って、ワクワク楽しい日々を過ごせるのなら、絶対に好きな色を選ぶのがおすすめです。

 

2.特にこだわりがないのなら、リセールバリューも念頭に置いて選ぶ

 

反対に、特に好きな色もないし、嫌いな色もないし、特にこだわりがないという人はリセールバリューも念頭に置いてクルマの色を選ぶことも考えましょう。色によっては下取りに出す際、10万円ほど違いが出てくる可能性もあります。

 

ディーラーから「この色でしたら、他の色よりも数万円高く下取りに出せますよ」と思いがけず言われたら嬉しいですよね。次のクルマの頭金にもなり、得した気分なります。

 

3.色によっては追加塗装料金がかかるので、リセールバリューとのバランスを見て選ぶ

 

人気トップ3の塗装にも追加料金がかかるように、カラーによっては別途塗装料金がかかる場合があります。追加の料金がかかっても、リセールバリューが高ければその分いいかもしれませんね。自分の本当に乗りたい色、後のリセールバリュー、それらを加味して自分のお財布と相談しながらじっくりと考えてみましょう。

 

リセールバリューのことを考えて色選びをするのも重要ですが、どれ程の期間乗るのかを考えるのも重要です。3年や5年乗って乗り換えるのであれば良いかもしれませんが、それ以上の期間乗る場合はリセールバリューも薄まっている可能性があるので考えたほうが良いでしょう。

 

 

まとめ

 

今回はCX-8の人気カラーとリセールバリューについてお伝えしてきました。

 

カラーは人気と比例して、リセールバリューも期待できそうです。

 

個人的には、購入する時に既に手放す時のことを考えながら選ぶのは、なんだか寂しい気もします。特にこだわりがない場合は、数年後のリセールバリューも考えて選ぶのもひとつとは思いますが…。

 

CX-8の奥深いカラーは、どれも写真だけでは分かりません。ぜひお店に足を運んで、実際のカラーを見てみてください。きっと感動するはずですよ。

 

 

 

CX-8を限界値引から更に55万円安くなる方法!

 

CX-8も発売から4年が経過しました。

 

値引き額も発売当初からは緩くなったものの最近の車の価格は安全装備の充実もあって高価格化が進んでいますので、出来るだけ安く購入したいですね。

 

一般的に、フルモデルチェンジ直後やマイナーチェンジ直後の値引きは抑えられますが、そのような時にも限界と言われる値引きから更に安くCX-8を購入する方法があります。

 

それも簡単な方法なのですが、知らない方が多いのです。。

 

そんな方法を別記事で詳細にまとめていますので一度ご覧になってみて下さい。

 

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ご覧いただいた通り、決して難しい内容ではありません。知っているか、知らないかだけの差です。

 

たったこれだけで、結果的に支払金額を抑えることができるのです。

 

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