家族を乗せるのに大人数のクルマが欲しいけど、ミニバンはちょっと…という声は意外とよく聞きます。

 

SUVでありながら3列シートを備えたマツダのCX-8は、走行性能にこだわる若い世代や、安全性能を求めるファミリー世代からも絶大な支持を集める人気車種です。

 

CX-8は3列目も安全性が高いと公表されており、大人数を乗せる人で3列目も頻繁に使う人ような人にも、おすすめのクルマです。

 

また、3列備わったSUVは他メーカーからもいくつか出ていますが、3列目の広さがあまりないというクルマが多いです。

 

その点、CX-8は3列目でもある程度の広さが確保されているため、選ぶ人も多くなっています。

 

CX-8はどのグレードでも6人乗りと7人乗りを選ぶことができます。

 

6人乗りと7人乗りは乗車できる人数はもちろんですが、他にどんな違いがあるのでしょうか。

 

今回はその違いについてご紹介します。

 

CX-8を6人乗りと7人乗りで一番の違いは?

 

 

6人乗りと7人乗りの一番の違いは、ズバリ「2列目から3列目への移動が楽かそうでないか」です。

 

最上級グレードLパッケージではそうでもないのですが(その点については後で詳しく述べます)、2列目の座席を倒さず、そのまま3列目に楽に移動できるのが6人乗りです。

 

逆に3列目への移動のために、2列目のシートを倒さないと移動がしづらいのが7人乗りと、Lパッケージの6人乗りです。(2019年次改良でLパッケージにも7人乗りが設定されました)

 

6人乗りの2列目は、運転席や助手席と同じ独立した「キャプテンシート」、7人乗りの2列目は3つ全ての座席がつながった「ベンチシート」です。

 

6人乗り、7人乗り、どちらも一長一短なところがあります。次ではそれらを詳しく見ていきましょう。

 

6人乗りと7人乗りそれぞれのメリット・デメリット

 

6人乗り(最上級Lパッケージ以外のグレード)

 

 

メリット デメリット
  • 2列目から3列目への移動が車内で楽にできる
  • 2列目、3列目ともに座り心地が良い
  • 2列目と3列目の間がゆったりしていて居住性が高い
  •  2列目のリクライニング角度が大きい
  • 2列目の隙間に傘や荷物などをかけられる

 

  • 荷室を最大限生かすことができない
  •  2列目にUSBの充電器や小物入れ、カップホルダーがない
  • 左右にアームレストがない

 

6人乗りは2列目の2つのシートが独立しているため、車内でウォークスルーが可能で雨の日などは3列目に移動する際非常に重宝します。

 

また、2列目も運転席や助手席と同じつくりのキャプテンシートになっているため、体全体を包み込むようなホールド感があり座り心地が良いです。

 

3列目も7人乗りと比べると座り心地が良いです。

 

2列目がキャプテンシートになっていて前方の見通しが良くなるため、閉塞感が緩和されます。また、内側の足を伸ばすことができるので、これもまた楽です。

 

座り心地が良い反面、2列目、3列目を倒した時にはキャプテンシートの間に隙間ができてしまうため、車中泊などをする際には注意が必要です。

 

また、ウォークスルーを優先した結果、2列目にカップホルダーがないため、コンビニのコーヒーなどは置くことができません。

 

ドアにはペットボトルなどが置けるドリンクホルダーはありますが、斜めになっているためカップは置くことができません。

 

 

7人乗り全グレード

 

 

メリット デメリット
  • 3列目を倒しても5人乗車できる
  • 2列目に小さな子どもと親が乗る場合、世話が楽
  • 2列目にカップホルダーがある(LパッケージならUSB充電器も!)
  • 2列目と3列目を倒すとほぼフラットになるので荷室を広く使える
  • 雨の日などに3列目への乗り込みがストレス
  •  リクライニングが6人乗りと比べ、倒れる角度が浅い
  •  7人乗る際、2列目の真ん中に乗る人は乗り心地が悪い

 

7人乗りのメリットは、5人までは2列目に収まるところです。

 

小さな子どもを2列目に乗せていてぐずった時も、親が同じ2列目にいればベンチシートだと簡単に隣に行ってお世話することができます。

 

また、2列目ベンチシートの真ん中にアームレストが内蔵されており、6人以下の乗車であればカップホルダーが使用できます。

 

最上級グレードLパッケージなら、左右独立したコンソールボックスがつくため、2人同時にスマホを充電することもできます。

 

一方で3列目の乗り込みに関しては、車内でのウォークスルーができないため、ストレスになります。

 

特に雨の日や狭い駐車場での3列目への乗り込みは、ドアをあまり開けられない中でとなると負担がかかるでしょう。

 

また、2列目のリクライニングが浅く(6人乗り42度、7人乗り30度)、例えば長距離で寝たいと思っても2列目の人はあまりリラックスできないかもしれません。

 

 

6人乗り(Lパッケージ)

 

 

メリット デメリット
  • 2列目のキャプテンシートにアームレスト付き小物入れがつく=座り心地が良い
  • 2列目の小物入れの前にシートヒーターの操作スイッチがある
  • USBの充電器が小物入れの中にある
  • 6人乗りなのに、3列目へのアクセスが悪い
  • 荷室が生かしきれない

 

 

Lパッケージの6人乗りはなんといっても2列目の乗り心地が抜群に良いです。

 

アームレストに内蔵されたコンソールボックスが独立して開くため、隣の人の腕をどけることなくスマホなどの充電が可能です。

 

また、座ったままシートヒーターの操作ができるところも魅力です。

 

しかし一方で、2列目のセンターコンソールが邪魔になり、3列目への移動がしにくくなっています。

 

また、2列目・3列目を倒した時フラットになりません。キャンプなどへ行き、大きな荷物を積みたい人には少し不便かもしれません。

 

 

6人乗りと7人乗り、どっちを選ぶ?!

 

6人乗りがおすすめな人

 

 

6人乗りのLパッケージ以外のグレードは、3列目を頻繁に使う人におすすめです。

 

7人乗る可能性がない6人までの家族や、小さな子どもが2人以上いて、2列目にチャイルドシートを取り付け、3列目でおむつ替えや着替えをする場合など、3列目をよく使用する可能性があるなら、車内でウォークスルー可能なLパッケージ以外の6人乗りがおすすめです。

 

6人乗りは、実は7人乗りの1.5倍新車販売数が多く、乗る人みんながゆったり過ごしやすい快適性を求められているのではないでしょうか。

 

7人乗りがおすすめな人

 

 

7人乗りがおすすめな人は、車中泊やキャンプなどのアウトドアが好きな人、また普段から大きな荷物を載せることが多い人です。

 

7人乗りは2列目、3列目をすべて倒してフラットな状態にできるため、大きな荷物も積みやすいです。また、車中泊などをする人もフラットにできるベンチシートの方がおすすめです。

 

家族構成や、乗る人のライフスタイルによって、6人乗りか7人乗りかを選ぶのがベストでしょう。

 

新車の販売価格に6人乗り・7人乗りでは違いがないとお伝えしました。

 

では、中古車市場での価格には違いがあるのでしょうか?また、販売されている台数に差はどれくらいあるのでしょうか。次は、その当たりを見てみましょう。

 

 

CX-8は6人乗りと7人乗りで中古車価格に差が出る?球数に差は?

 

 

中古車サイトでCX-8の販売価格を調べてみたところ、若干ですが6人乗りと7人乗りで販売価格に差が見られました。

 

 

販売価格は7人乗りの方が少しだけ高いという結果が出ました。

 

Lパッケージを対象にして同じ条件で調べたところ、6人乗りの平均販売価格は364万円、7人乗りの平均販売価格は372万円と、7人乗りの方が10万円ほど高い金額で販売されています。

 

また、販売されている数にも違いが見られます。

 

Lパッケージ全ての販売台数は102台、うち6人乗りは76台と7割以上が6人乗りの販売となっています。

 

6人乗りは新車販売台数も多く、中古車市場でも販売されている数が多いです。

 

一方で、6人乗りに比べ、7人乗りの販売台数は1/3ほどしかありません

 

このことから、7人乗りの供給が需要に追い付いていないことがうかがえます。若干ですが、同条件だと7人乗りの方がリセールバリューが期待できるかもしれません。

 

 

まとめ

 

 

新車で購入する際は6人乗りでも7人乗りでも車両価格に違いはありません。

 

購入後の家族それぞれの乗車位置、乗る人の使用目的、シートアレンジなどをシミュレーションしながらどちらが快適なのかを考えましょう。

 

購入した後で使い勝手が悪かったからと言って、途中で乗車人数を変更することができません。

 

ベストなのは、家族全員で販売店に行って6人乗りと7人乗り両方を試乗してみることです。きっと気づかなかった点が見えてくると思います。

 

 

CX-8を限界値引から更に55万円安くなる方法!

 

CX-8も発売から4年が経過しました。

 

値引き額も発売当初からは緩くなったものの最近の車の価格は安全装備の充実もあって高価格化が進んでいますので、出来るだけ安く購入したいですね。

 

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